先日、はてなダイアリー内の「トラコメ遊び」にて、ライトノベルサイト御三卿が正式に決定された

 我々「Something Orange」特捜班は、選考から漏れたid:xxx-xxxxxこと平○氏に独占インタビューを申し込むことに成功した。以下は、その全文である。



K:きょうはどうもよろしくお願いします。いつもサイトは拝読していますよ。

平○:よろしく。わたしもきみの日記は時々読ませてもらっている。アンテナに登録してあるんだ。

K:(目をむいて)ワオ。本当に? それは光栄だな。ライトノベルサイト御三卿候補にまでのぼったあなたが、わたしの日記を読んでくれているなんて。うちに帰ったら妻に自慢させてもらいますよ。妻はあなたのサイトの大ファンなんだ。

平○:それは、こちらこそ光栄だな。きみの日記には見るべきものがあると思っている。お世辞じゃなくね。まあ、もちろん、いくらか改善すべきポイントはあるよ。だが、それはわたしのサイトだってそうさ。

K:ご謙遜を。

平○:いや、本気だとも。そもそもライトノベルサイトを運営するということは、永遠にサイトを改革しつづけるということなんだ。そうでなければそのサイトは閉まっているのと同じだよ。わたしは、はてなで日記を書きはじめて以来、ずっとその信念を貫いてきた。

K:(深くうなずき)なるほど、さすがですね。それでは、早速ですが、ライトノベル御三卿選出の件について伺いたいと思います。今回、あなたは御三卿候補にとどまることが正式に決定しましたね。それについていまのご実感をお聞かせねがえますか?

平○:(ため息をついて)それは残念だよ。わたしが選ばれると信じていたからね。客観的に見て、わたしにはその資格があるとも考えていた。もちろん、わたしのサイトは「まいじゃー推進委員会」ほど有名ってわけじゃない。だが、質はおなじくらい高いはずだし、審査員はその点を評価してくれるものと思っていた。結果的には、うぬぼれだったわけだが。

K:惜しいところでした。のこり四人の段階まではあなたの名前があがっていたのに。

平○:そうだな。たしかに、そういう意味では惜しかった。だが、選ばれなかったという事実に変わりはない。アカデミー賞なら候補になっただけでも名誉だろうが、これはそういうわけにはいかない。まあ、やけ酒でも呑んで忘れることにするよ。きみもつきあってくれるかい?

K:よろこんでおつきあいさせてもらいますよ。仕事がなければね。ところで、ご存知かもしれませんが、御三卿選考委員の選出については、不正が行われたという噂があります。選考委員の白○氏は、あなたに個人的な恨みを抱いていて、それであなたを御三卿から外したって話です。これについては?

平○:(眉をひそめて)ありえないことだ。わたしは白○氏をよく知っている。とてもきもちがいい男だよ。不正なんてものからもっとも縁遠い人間だ。それに、わたしたちは同じ目的で結ばれた友人でもある。つまり、ライトノベル業界をもっとよくするという目的のことだが。

K:ですが、白○氏は例のスパム事件で評判を落としましたね。かれはその件にかんするあなたの発言について、恨みを抱いていたともいわれています。

平○:(深く嘆息して)あのことか。たしかにあれは危険な事件だった。あの「まいじゃー推進委員会」でも問題視されたくらいだからね。それについて、わたしがかれを傷つける発言をしたことも認めよう。だが、あれは事故だったんだ。不運な出来事だったが、はてなのシステム上、しかたないことだったし、いまはかれも防止する手立てをとっている。それでいいじゃないか。このことについては、これ以上訊かれても答えることはないね。わたしと白○氏を対立させて、おもしろおかしい物語を作ろうとしたって無駄だよ。

K:わかりました。そんなつもりはありませんが、話を変えましょう。これもいまのところ噂話の域を出ませんが、あなたにはサドロリ萌えという疑惑があります。

平○:(椅子から立ち上がりそうになりながら)おい、なんだって?

K:サドロリ萌え、です。あなたが「とらのあな」で「円環少女」のエロティックな同人誌を購入しているところを見た、というひとがいるんです。その本の表紙はメイゼルだったとか。

平○:(椅子に座りなおしながら)おいおい、きみもそんな噂を信じているひとりなのかい? まったくばかげた話だよ。こんな与太を本気にする奴がいるなんて信じられないね。おそらく、わたしに悪意をもっている奴が流した話だと思う。たしかにわたしはこどもは好きだが、それは砂場でいっしょに遊ぶパートナーとしてさ。わたしはあらゆる意味で完全にノーマルだ。もちろん、性的マイノリティを差別するつもりはないがね。

K:本当に?

平○:神に誓って(十字を切ってみせる)。

K:OK。もちろん、わたしだってそんな話は信じたくありませんよ。あなたほどのひとがサドロリ萌えだなんてね。ですが、世の中には口さがない連中もいますからね。

平○:わかっているとも。はてなを初めて以来、わたしはそういう連中に苦しめられてきたんだ。わかるかな。連中はそういうことを言いふらして、こちらが困惑するのを楽しんでいるんだよ。だが、唯一の真実は、わたしはノーマルだということだ。

K:わかりました。たしかにあなたのライトノベルにかんする視点はどちらかといえば保守派寄りに見えます。とてもサドロリ萌えとは思えない。

平○:そうさ。これは一個人の意見として聞いてほしいんだが、最近のライトノベルはあまりにも性的な表現を放置しすぎている。ライトノベルは本来、こどもが読むものだ。むろん、かれらの好奇心をそそる程度のほのかな性的描写は許されるだろう。だが、いまの状況は度が過ぎていると思うね。アダルトゲームのノベライズが平然と普通のライトノベルに混じっているんだから、まったくクレイジーな話だよ。

K:それは、あなたのライトノベル観を反映したものと受け取ってもいいでしょうか? つまり、あなたは現在の萌えライトノベルを苦々しく思っていると?

平○:おいおい、それは拡大解釈が過ぎるよ。わたしは萌えライトノベルも好ましく思っているし、じっさいに読むこともある。ただ、ライトノベルがポルノのようなものに堕落することは望んでいないということだ。

K:わかりました。ということは――おっと、ざんねんですがそろそろ時間が来たみたいだ。もっとお話を伺いたいところだけれど、しかたがない。退散するとしましょう。きょうは本当にありがとうございました。お話を伺うことができて、非常に有意義でしたよ。

平○:こちらこそ、考えをまとめる参考になったよ。

K:(時計を見ながら)さいごにひとつだけ。あなたは「あずまんが大王」のヒロインからひとりを選ぶなら、だれにしますか? わたしは大阪ですが。

平○:もちろん、ちよちゃんだ。それがどうか――(ハッとして口をおさえる)。

K:(ニヤリとして)なるほど、あなたがこども好きだということはよくわかりましたよ。これはオフレコにしておきましょう。あなたの評判を落として、妻をがっかりさせたくないんでね。それでは、失礼します。またお会いしましょう。今度は、違う立場で会うことになるかもしれませんが。



 このインタビューはあくまでフィクションであり、実在の人物、団体、ブログ、ホームページその他とは一切関係がありません。ていうか、まあ、たぶんないと思う。